【技術記事】偶然誤差と系統誤差

みなさん、こんにちは、
みむすたーです。

本日は、測定誤差について解説します。

もくじ

測定誤差

測定誤差とは、サンプリングデータを測定する上で生じる誤差のことです。
測定誤差には、偶然誤差と系統誤差があります。

何かのデータを取るときに、全てのデータをサンプリングすることは基本的にないです。

例えば、日本人の身長の平均値を計算する際に、日本人全国民のデータを取ることはまずありません。
日本人の中の一部の日本人の身長のデータを取得します。

偶然誤差、系統誤差は、この日本人の身長の平均を計算するという例を用いて説明します。

偶然誤差

たまたま一部の日本人に選ばれた人たちが、
日本の全国民の中でもトップクラスに身長の高い人ばかりだった場合、
日本の全国民の平均以上の値が出てしまいます。

こういった、偶然にサンプリングしたデータが例外である場合に起こる誤差を偶然誤差と呼びます。

系統誤差

計測する身長測定器自体に誤差がある場合、
真実の身長を測ることはできませんね。
例えば、本来178cmの身長の人が、
身長測定器の目盛りがおかしいことで180cmと測定されたりします。

こういった、測定方法、測定器具などの測定時の環境によって変動する誤差を統計誤差と言います。

コメント