【Python】変数の宣言と型とリテラル

本記事では、Pythonでの変数の宣言、型、リテラルについて解説します。

変数の宣言

【プログラミング初心者の方への説明】
変数とは、数値や文字列などを入れておくための記憶領域のことです。
イメージの話になりますが、変数は、しばしば以下のような箱に例えられます。

この箱にデータを入れることを一般的に代入と呼びます。
また、変数に入れる値のことをリテラルと呼びます。

【他のプログラミング言語を勉強した方への説明】
Pythonでは、他のプログラミング言語によくみられる型名の明確な定義は不要です。
そのため、変数に値を代入すること自体が型定義ということになります。

以下のように変数に値を代入します。

# 変数の宣言 (代入が宣言に等しい)
a = 123
b = 1.23456
c = True
d = "abc123"

変数の型、および、リテラル

変数の型には、以下のようなものがあります。

型名データ内容データ範囲リテラル
int整数【python2】
 32bit環境:
  $-2^{31}$(-2147483648)
  〜
  $2^{31} -1$(2147483647)
 64bit環境:
  $-2^{63}$(-9223372036854775809)
  〜
  $2^{63}-1$(9223372036854775808)
【python3】
 上限下限なし
-1, 0, 1, 123456 など
※10進数以外の2進数、8進数、16進数などの表現
2進数:0b0, 0b1010 など
8進数:0o0, 0o7070 など
16進数:0x0, 0xF0F0 など
float実数1.7976931348623157e+308
〜1.7976931348623157e+308
-0.5, 0.5, 1.23e-4
bool真偽値True, Falseの2値True, False
string文字列大小英数字、日本語、記号、etc“123”、”abc”、”こんにちは”、”!#$%&'()”

コメント