【雑学】アドラーから学ぶ人間関係の築き方

こんにちは、
みむすたーです。

今日、東京ではコロナの感染者数が286人と発表されました。
どんどん感染者数が増えて、コロナ渦はまだまだこれから激化していきそうですね。

外出自粛の規制緩和により、徐々に経済活動は回復傾向にはあります。
しかし、コロナ前の経済と比べてもまだまだ元どおりには程遠いです。

経済が回復しないということは、もちろん失業者も徐々に増えるということにもつながります。
人が外を出歩かなくなるということで、消費行動をあまり取らなくなるというのは想像に容易いです。

消費行動しなくなる→経済が回らなくなる→失業者が増える→消費できるだけのお金が少なくなる→(ループ)
という悪循環ですね。

失業者というわけではありませんが、
私の会社でも、コロナの影響で仕事が少なくなり、
プロジェクトが終了し、派遣先から引き返してくる社員がいるそうです。
そう言った社員は、次の会社の面接、もしくは、自宅待機となります。

職を失った場合は、次の働き口を探し、働き口が見つかれば、
新しい環境での生活が始まり、新しい人間関係を築く必要が有ります。

というわけで、前置きが長くなりましたが、
今日はコロナ渦の中で新しい環境でより良い人間関係を築くための話題を持ってきました。

ドイツの心理学者、アルフレッド・アドラーはこう述べています。

全ての悩みごとは対人関係にある。
また、人間の幸福感もまた対人関係から得られる。

人間が対人関係から幸福感を得るのは、
共同体(自分の周りの人々)に属していて自分には価値があると思えたとき、
だとアドラーは述べています。
その上で、人間は互いに対等に接するべき、だとも言っています。

つまり、
自分には価値があると思える環境で仕事をすること、
他の人と接する場合は、対等な関係を築くべきということ
です。

もちろん対等な関係とは言っても、最低限の節度、礼節は守るべきです。
例えば、職場の社員への挨拶、上司への敬語などは最低限きちんと守りましょう。

それらを守った上で対等な関係というのは、
上下関係のない関係ということです。
ここでいう上下関係とは、誰かが誰かを支配する、支配される、
という関係のことを言っています。

人は他人を支配しようとするとき、
いろいろな手段を使いますが、
アドラーは「褒める」という行為もまた、
他人を支配する行動だと述べています。

褒めるという行為こと自体が人を下に見下している表現が強いです。
褒めることによって、人をコントロールしようという心の働きがあります。

人に何かをしてもらったときは、褒めるより感謝をすべきだと言っています。
感謝であれば、特に誰かを支配してやろうなどということはなく、
対等な関係での会話が成り立ちます。

褒める→感謝のように行動や言動を少し変えるだけで、
相手との関係の築き方が変わってくるので、
自分の言葉には、気をつける必要がありますね。

相手との良好な関係を築きたいのであれば、
言葉を発するときや行動するとき、相手を支配しようとしていないか、
一度我に返って対等な会話をすることを心がけてみてはいかがでしょうか。

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