皆さん、こんにちは、
みむすたーです。
今日も前回のExcel VBAに引き続き、Excelの使い方について説明していきます。
変数についての説明です。
本項ではプログラミング初学者も対象に、
説明していくため、プログラミングの基本概念についても説明します。
既に何らかのプログラミング言語を勉強したことがあるという方は、変数宣言の欄あたりまで読み飛ばしてください。
もくじ
変数とは
変数は、全てのプログラミング言語に共通する知識です。
まずは、今までにプログラミング言語を行ったことがない人のために、
変数について、説明していきます。
変数とは、データを保管するためのものです。
変数は「箱」としてイメージしましょう。
多くのプログラミング言語の共通認識として、
変数には、型というものがあります。
変数を使用するときに、データの種類を決めるためのものです。
型名はプログラミング言語ごとに異なり、
VBAでは、以下のような型が用意されています。
- String型:文字の羅列を保管しておくための型
- Integer型:整数値を保管しておくための型
- Double型:浮動小数点(小数点のある値)を保管しておくための型
- Date型:日付を保管しておくための型
- Boolean型:真偽値(正しいか間違いか)の2つの値を保管しておくための型
などがあります。
有名な型のみを羅列していますので、
これで全てではありません。
わかりやすさを重視するために、
あまり使わないものは省いています。
これらの型という概念を使って、
次に行うこととしては、変数の宣言です。
変数宣言
変数を扱えるようにするためには、
まず、変数を宣言する必要があります。
以下のように変数を宣言します。
' 変数宣言
Dim 変数名 As 型名
代入
変数で値を保管する際には、代入という操作が必要です。
以下のように変数に値を代入します。
' 変数の代入
変数名 = 値
値を指定する場合は、以下のように指定します。
例えば、numというInteger型の変数に 12345 の値を設定する場合は、
Dim num As Integer
num = 12345
と書きます。
nameというString型の変数に みむすたー の値を設定する場合は、
Dim name As String
name = "みむすたー"
のようにダブルクオーテーション(“)で囲んで、
“みむすたー” と指定する必要があります。
ワークショップ
では、実際に変数を扱うプログラムを書いてみましょうか。
まずここまでの知識で、例えば、以下のようなコードが書けると思います。
'例
Dim number As Integer
number = 12345
Dim myName As String
myName = "みむすたー"
問題
1. 135679という数字をInteger型の変数 val に代入するプログラムを書いてみましょう。
2. “山田 太郎”という文字の羅列をString型の変数 name に代入するプログラムを書いてみましょう。
3. 3.141592という小数点ありの数値をDouble型の変数 pi に代入するプログラムを書いてみましょう。
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